レイチェルストーリー
2024.秋



私がインテリアと出会うまで…

 

 

 

自己犠牲で生きてきた学生時代

 

頑張れば、きっとどこかで誰かが、私を認めてくれる。

ずっとそう言い聞かせてきた

 

ミニスカートにブーツ姿
鞄の中には全教科書とメイクを詰め込む。

大きなカバンを毎日抱え、誰かの家にはしごし寝泊まり

同じ洋服を着続けてた日も多かったな…

今思えば超不潔(笑)
床に座ってタバコ吸っているし…

 

 

それが私の大学時代の話…


「早稲田に入れば、何とかなる!」
 

そう信じ、浪人してまで、受験勉強をし
念願の大学に入るも、完全燃え尽き症候群になる。
 
 

衝撃的にやりたいと思った演劇では
なかなか認められず…
選ばれた役は「ダッチワイフ」とか…
その当時のイメージのまんまだった…

夜は銀座でマジックのバイトをし、酒とたばこにおぼれる日々…

 

 
自分を安売りし、
自己肯定感が低い時代。
完全にアンダーグラウンドの世界にいた当時

大人なんて信じられない…
社会に出るなんて、くそくらい…
闇と思い込みがどんどん深まっていった。
 
 


結局就職活動もせず、
かろうじて受かった旅行会社に入社。
 
入社した部署は
「心の旅」白装束を来て、42人分の御朱印をリュックに背負い
巡礼をするところ(笑)
 
上司から
 
「君は変わっている・おかしい」

などのパワハラを受け、感じる違和感…
 
これは私がやりたいことではない…
ここじゃない…
 

完全に崩れさった20年前


望んで入った会社じゃないけど、
それまで20年ずっと走り続けてきた。
歩みを止めるのは本当に怖かったけど、身体と心が持たない…
最後は崩れ落ち6か月で退社。

 
他にも、当時信用していた人に、だまされたり
DVを受け、高速道路で降ろされたり
愛ネコが亡くなった
いろんな出来事が重なり、
初めて心が壊れていくのを感じたのが、24歳の頃。


 
診断は【鬱病】だった。
 
遊びほけて、帰らない時代が長かった部屋にこもる生活が始まった。

動けない自分…
薬を飲みながらも、よくなったら薬をやめる。
そしたら再発…
 
それを繰り返していた。
 
当時は第二新卒なんてのもなかったから、
派遣会社に登録するも、全落ち…

どこまでも必要とされない自分に、愕然としていた。
 
思考も働かない、
決断できない
誰にも会いたくない
今までできたことがすべてできない…
 
「死にたい…」というよりも
「死にそう…」だった。
 
周りはみんな大手会社に就職。
キラキラな社会人を満喫している…

私は今まで何のために生きてきたのか…
落ちこぼれながらも、毎日それを問う日々。
 
そんな、ある日気分転換に、横浜に行くことに。
特設会場に展示されていたブースに惹かれ、
無意識にそこに惹かれていった
 

 
なんなんだ…この温かさ。
なんなんだ…この優しさ。
なんなんだ…この心地よさ。

それはモデルの雅姫さんが手がけた物だった。
 
今までにない包まれた感覚を覚えたのは今でも忘れない。
 
家に帰り、ふと見まわした部屋
 


ブラインドで締め切り、
光が一切入ってこない部屋。
空気も淀んでいる。

山積みの灰皿に、カビの生えたお皿

部屋の中は脱いだ洋服が脱ぎっぱなしで、
ピアノの上に溢れている…
 
これ…私そのものじゃん…

そう思った瞬間だった。
 
そしたらいてもたってもいられなくなり、
気づいたら動き出した。
 
 
アルミのブラインドを外し、
コットンのカーテンに(布を止めただけ)
照明を間接照明に
自分が癒されるアロマを買って
寝具もとにかく触り心地を重視
ベッドカバーに奮発!ローラアシュレイを購入
心地よい音楽をかけ
 
とにかく自分の欲に正直に
五感全部が喜ぶ空間を作り上げていったあの日
 
この時生まれて初めて
 
私は「自分で自分を満たす」をしてあげた
 
 
そこから私はあらゆる行動を変えていった。
 
 
 
まずはメイクもリキッドアイラインからペンシルに変え、優しい印象に
洋服もモノトーンから、ペールトーンに
可愛いものを着るを許可した
人間関係もバッサリ整理。
 
会いたい人しか会わないように
 
不要な思い出品も処分。
見たくない写真はその場でライターで燃やし…
 
とにかく自分が見たいものを見る。
心地よいと感じるものに触れる
徹底的に自分に優しくする…
 
外に求め続け
承認欲求の強かった私が生まれ変わった瞬間でもあった。
 
全てはそこから
今までになく運命が変わりだしたんですね。

やりたい仕事の面接に一発合格したり、
今の主人とも出会えたり…
 
これまでとは真逆の人生が始まりました。
 
これが私のインテリアとの出会いであり、
インテリアの力を感じたスタートでした。

これを仕事にしたい!
 

インテリア業界に違和感を感じたきっかけ


その夢を持ち、2年で120万支払いインテリアの専門学校へ。
昼は派遣、夜は学校に通い続けました
 
しかし、そこでも茫然…
入ってみたら、私の思い描いている世界とは全く違ったんです。
 

 
形重視なインテリアスタイル。
お金持ち向けのインテリア提案
バックマージンありきの商品選定…
 
なんだろう…
これじゃない…
思っていたのと全然違う!

またまた違和感発動…
 
やっと見つけたのに…
ここもまた違うのか… 
 
この時、はてしなく途方に暮れたことは今でも忘れません。
 
でも落ちている時こそ、神は現れるんですね。
 
ちょうどその時に超有名ミュージシャンの奥様である先生から
 
「商業施設の方が向いているよ」
 
この一言が唯一の勇気となり、
 
内装会社に就職。
そこで働くことになりました。
 
初めての現場。形になっていく過程。
もうすべてが楽しかったです。

人にも恵まれ、優しい環境。
 
あ~
私がやりたいことってこういうこと!
それを感じていたのですが…

どこかで感じはじめた、またまた違和感。

ある現場の解体工事に立ち会ったとき、
何か黒いものが流れ落ちたんです。
 
 
それが「Gの大量の死骸」(笑)

おそらく何千匹もいました…

その瞬間、私はまだこんなに若いのに
何やっているんだろう…(笑)

そう気づき、転職を決意。
 
華やかな世界に行きたい!の欲をもとに

全国の結婚式場・ホテルの資材・照明・家具をコーディネートし
輸入する会社へ就職。
 

私のインテリアメソッドのベースができた場所


イギリス・タイ・中国など…
工場やメーカーとのやり取りや、実際に足を運びながらも、

結婚式場やホテルができていく…

物凄いやりがいのある仕事で、本当に楽しかった!
 
実際に私がほぼ担当し、手がけた結婚式場は
 
今尚、神宮前にもあります。
 

 
「限られた予算で、コスパのよい空間を作る」
 
商業施設のゴールは、明確。
 
最終的にその施設を利用する人が増え、売り上げが上がること。
 
結婚式場なら、成約率が上がること
ホテルなら予約数が増えること。

つまり顧客の動線を考えて、
予算のかけ方を調整していく。
 
例えば…
シャンデリアでも、全てスワロフスキーにすると膨大な予算。
そんな時は、フォーカルポイントを本物にして後はクリスタルにする。
 


 
そうしたら予算は半分になりながらも、本物に見える錯覚。

ご案内上も、本物を使っているといっても嘘ではないですしね…

そんな工夫をちりばめていきました。
 
そのアイデアを一緒に考え施設づくりしていく過程は
何よりも楽しいものでした。

また顧客も施主(オーナー)直接。
大手会社の社長様とお仕事させて頂くなんて
今思えばすごい経験でした。
 
そして実は
ここでの経験とアイデアこそが
今の私のメソッドにも直結しているんです!
 

起業するも月1万の売り上げ

 
産後、全国規模での出張は厳しく退社し、その後起業。
 
 
子供も二人生まれ起業なんて、
そこからは順風満帆!?と思われるかもしれませんが
そんなことはありません…
 
最初は1か月1万円稼ぐのも精いっぱい…
 
その当時頼んでいたコンサルによく泣かされ、
ホームでも一人泣いていました。
 
 
 
気づけば体重も10キロ近く増。
ある日鏡に映った自分は完全に「マツコ」でした。
 

しかも何が一番つらかったかって…

 



私インテリアを仕事にしているのに、
自分自身が全然幸せではないし、部屋も超微妙…
片付けもできないし、センスもない!という致命的な状況。

気づけば毎日すっぴん生活。
 

 
インテリアも、流行りの物に振り回されっぱなし。

またまた迷宮入りした時でした。
 
でもそんな時、改めて思い出したんですね。

20代の時のインテリアとの出会い
 
自分が心の底から求める欲に向き合い、
家族とどう在りたいか徹底的に研究し続ける日々。
 
デパートやらショップやらカフェを見ながらも徹底研究。
何を自分が求めているのか。
ひたすら向き合い続けました。
 
そしたら見えてきた自分の欲。
子育てで完全に忘れていた自分の本音。

そして今の家が完成しました。
 
 

あなたは家族とどう在りたいですか?

 
その時見えた世界は
あの時とベースは変わらない…
五感で満たされた空間そこに
 
+α
家族と住むことで生まれたもう一つのテーマ

それが
 
「風通しの良い、家族全員誰も無理せず、自分らしくあれる空間」

でした。

2階は家族だんらんをテーマにぬくもりや明るさを重視
黄色やグリーンをベール
 

 
1階は子供や家族のプライベート部として、落ち着いた華やかな空間
を作り上げる
 
 
あれから6年。

正直わが子はご存じな方はご存じなように…(笑)
結構強烈で…
子供の発達のことや不登校などいろいろあったけど、

自分らしさ全開に家族が成長しているのを日々感じています。

下は今は小5
 
去年まで髪の毛が結べないと学校に行けない…
というぐらいの完璧主義で超大変。
毎日私10回以上結び直しをしていて、
一年間で5000階は結んでたな…
そのたびに私のせいにされ、発狂を浴びる日々。
 

 
私の仕事のオンライン中に邪魔しに入り打ち切られたり、出版パーティは私に付きっきりで進行しなかったり・・
 
そんな次女も

1年後の今は自分で自分の望みを叶えるができるようになり、
やりたいファッションも
食べたいものも自分で実現。
今やメルカリも初めて、国外からもお客様がいるまでに。

 
 
そして上は中一

次女の不登校が落ち着いたと思ったら度は長女が…

でもそこには「心の成長」があったんです。
人に全く興味のなかった小学校時代からの変化。

他人を意識する中で
自分が何が好きで、どうしたいかがわかってきたようで
 
 
 


家の壁に壁画を描いたり、
最近はIPadを買ってYOUTUBEの投稿をし、チャンネル登録も
もうまもなく抜かされそうだったり…

自分の好きを見つけています。
 
正直過去の私しかり、
生きていればかならず何かが起きます。

そんな時に家の在り方で、
人の未来は変わるというのをまた身をもって感じている最近。
 
そう、思い描いたように望んだようになるんです

 
それがインテリアの力!
インテリアはその仕掛けなんです。
 
そんな自分自身の経験も踏まえながら、
 
過去の私のような自己犠牲しながらも
 

 
「頑張りすぎる家族思いの優しい女性」

に向けて
 
部屋を通じて自分を満たす大切さを伝えたい!

とこれまで活動してきました。

インテリアサービスを開始して7年。
気づけば200件以上のお宅を拝見しました。
 
はじめは部屋の数だけ悩みがある…

そう、思ってましたが
一人一人のお悩みに向き合いながら解決していく中で、

部屋の悩みのパターンとある法則を見つけました。
 
 
それが著書「ソファは部屋の真ん中に」に書かれている内容になります
 
 
  • 謙遜・遠慮を美徳とする日本人ならではの部屋の使い方
  • 自分を後回しにするからこそ、起きるトラブル
  • 機能と利便性重視の中で忘れてしまった自分自身の魅力
 
部屋と心はものすごい密接に繋がっています。
 
だけど残念ながら
まだほとんどの人が気づいていない!!!

そう思い、
私は少しでも多くの方に届けたい!

と勢いで企画書にとどまらず、本編全部書き上げてたから
出版社に送ったり…(笑)
 
おかげさまで8社からオファーを頂き、
昨年の12月26日に出版
今年の夏には増版もされました。
 
部屋の在り方は自分自身の在り方です。
 
そして何より…

過去の私がそうだったように…
自分の欲に正直に五感を満たす空間の効果は絶大。
 
未来をガラッと変えることもできるんです。
 

見たことない景色と出会ったことのない自分に会い行かない?

 
でもね…ここで一番忘れてはいけないこと。
 
 
それは「自分で変える!」
 
なんです。
だからこその魔法なんです。
 
他力で変えてもその効果は半減なんです。
 
ということで、
 
今期はさらにバージョンアップした
「あなただけのスイートルーム」プログラムをスタートします。
 
今回は今まで私が提供してきた物とガラッと変わります!

「自分の力でスイートルームと最高の自分を手に入れる!」

そこにこれまで以上にフォーカスし

プログラムを組んでいます。
 
しかも部屋を変えるだけじゃない、心も変わる。

インテリア×マインド講座です。
 
私の過去の経験とここ最近の学びをもう丸っと
全て融合した超最高のプログラムをここからお届けします。
 
あなたも必ず変われます。

 

まだ見たことない景色と出会ったことのない自分に会いに行きませんか。


ご一緒できる日を楽しみにしています。

 

 

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